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バイリンガル教育--そのメリットとは?デメリットを凌駕するのか?

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こんにちは!研究員1です♪

子どもをバイリンガルに育てたほうがよさそうだけど、具体的に何が子どもにとってよいの?また、デメリットはあるの?と疑問に思っておられるでしょうか。

私も同じように疑問を持ち、子どもを出産してから様々な書籍を読み漁ってきました。

子どもをバイリンガルにするメリットとしてよく語られるのは、子どもの将来の選択肢が広がる(例えば海外への大学の進学や就職、よりよい待遇で仕事に就ける可能性が高まる)という点ですよね。でも他にもたくさんメリットがあるようなのです。今回の記事では子どもをバイリンガルに育てるメリットをまとめていきたいと思います!

この記事はこんな方におすすめ

  • バイリンガルに育てるメリット・デメリットを知りたいパパママ
  • バイリンガルに育てる上で気をつけるべきことについて知りたいパパママ

どうやって子どもをバイリンガルにする?

言語獲得において重要なのは、第二言語を話すお友達を作ること

心理学者フランソワ・グロスジャンは第二言語は家庭外で習得すべきと主張しているそうです。

ベビーシッターや英語のプリスクールなどがありますが、一番最強なのは「遊び友達」。

なぜならそのお友達と話したいから言語を獲得したいというモチベーションになるからです。言語獲得については目標・用途が明確なことは重要です。

テレビやと録音した音声からでは学びきれない

詳細は割愛しますが、とある実験で、英語しか話さない両親のもとに生まれた赤ちゃんに定期的に中国語を聞いてもらったところ、約一ヶ月後には子音と母音を聞き分けていることがわかったそうです。ただし、この結果が出たのは生身の人間から中国語を聞いたときだけ!この実験で、赤ちゃんは生身の人間からの声がけからしか学べないということがわかりました。

バイリンガルの環境は赤ちゃんの脳にプラスの影響がある

  1. 言語の柔軟性と認知能力の向上:バイリンガルの赤ちゃんは、複数の言語を同時に学ぶ必要があるため、認知的な柔軟性が高まります。彼らは異なる言語構造、語彙、発音を理解し、使い分ける方法を学びます。
  2. 問題解決能力の向上: バイリンガルの環境で成長する赤ちゃんは、2つ以上の言語を使い分けるために多くの認知的努力を払います。このプロセスは問題解決能力を高め、情報の選別やコンフリクトの解決に役立ちます。
  3. 言語習得スキルの強化: 赤ちゃんは特に幼い頃から異なる言語を学ぶ能力が高まり、言語を迅速に習得します。このプロセスは、将来の言語学習にもプラスの影響を及ぼす可能性があります。
  4. 多文化意識の促進: バイリンガルの環境で成長する赤ちゃんは、異なる言語や文化に触れる機会が増えます。これにより、異なる文化に対する理解と尊重が育まれ、多文化意識が促進されます。
  5. 言語切り替えの訓練: バイリンガルの赤ちゃんは、適切な文脈や対象に応じて言語を切り替える能力を身につけます。これは、コミュニケーション能力の向上に寄与します。
  6. 認知機能の向上: バイリンガルの環境で成長する赤ちゃんは、情報処理、注意力、記憶、語学的な認識などの認知機能を強化する可能性があります。

ただし、バイリンガル環境がすべての赤ちゃんにプラスの影響を与えるわけではありません。結局のところ、個々の状況、言語のバランス、言語の使用頻度、文化的背景などが影響を受けます。重要なのは、バイリンガルの赤ちゃんに適切な言語環境とサポートが提供されることです。バイリンガル環境で成長する赤ちゃんは、その言語の能力と利点を最大限に発揮することができます。

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バイリンガル児に育てることのデメリットとは?

バイリンガルの子どもたちは、いくつかの課題や弱点を経験することがあります。そのような課題を以下にまとめます。

言語混合(コードスイッチング)

バイリンガル児は、時折、言語が混ざって話すことがあります。これはバイリンガルにつきものの現象ですが、フォーマルな場や学問の場など、言語の分離が求められる場面では、弱点とみなされることもあります。

語彙の発達

バイリンガルの子どもは、それぞれの言語において、単言語の子どもに比べて語彙がやや少ないかもしれない。しかし、両言語の語彙を合わせると、同等かそれ以上になることもある。

言語能力

それぞれの言語への接触や使用の度合いにもよるが、バイリンガルの子どもは、片方の言語により習熟している場合がある。このことは、あらゆる文脈で両言語を同等に使いこなす能力に影響を与える可能性がある。

認知的負荷の増加

バイリンガルは、特にある状況に対して適切な言語を選択する際に、より多くの認知的努力を必要とする可能性がある。そのため、認知的負荷が増加し、激しい言語処理を必要とする作業において困難が生じる可能性がある。

言語の維持

どちらかの言語が優勢になったり、どちらかの言語の使用頻度が高くなったりすると、両言語の習熟度を長期にわたって維持することが困難になることがある。

社会言語的課題

バイリンガル児は、自分の言語が社会的・文化的背景の中で支配的な言語でない場合、違和感や排除感などの社会的課題に直面することがある。

このような潜在的なデメリットは、バイリンガルであることの多くの認知的、文化的、社会的なメリットによって、しばしば凌駕されるという事実があることを認識しておいたほうがよいでしょう。バイリンガルの子どもは、多くの場合、強い問題解決能力を身につけ、認知の柔軟性を高め、異なる文化や考え方をより深く理解するようになる。さらに、彼らが直面するどんな困難も、支援や練習、言語的な環境を通して対処できることが多い。バイリンガリズムは、多くの利点をもたらす貴重なスキルであり、それに伴う課題は、適切な戦略とリソースによって対処することができる。

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湘南バイリンガル研究会

サイト管理者は主に妻。 米国に5年滞在経験あり。(なのにスピーキングが大の苦手。) 本業はデジタルマーケター。金融業界に所属。 帰国子女の夫(米フロリダ州、カリフォルニア州に8年滞在経験あり)とともに、バイリンガル研究会会長(長女3歳)、名誉会長(次女2歳)を満足させる研究成果を出すべくバイリンガル教育を必死で勉強中。

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