こんにちは!最近メディア等でよく耳にするようになったレッジョ・エミリア教育。
レッジョ・エミリアの教育アプローチは、世界的に有名な教育法であるモンテッソーリとは何が違うのか、興味はありませんか?
今回の教育では、この2つの教育のアプローチとその違いについてご紹介します♪
レッジョ・エミリア教育の特徴
幼児教育におけるレッジョ・エミリア・アプローチは、探求と発見を通じた尊敬、責任、共同体の原則に基づいています。このアプローチは、第二次世界大戦後、イタリア北部のレッジョ・エミリアという都市で生まれました。以来、就学前の子どもたちに焦点を当て、学習、問題解決能力、創造的思考力、自己と他者の擁護、社会的責任、尊敬できる人間関係の発達に良い影響を与える教育法として国際的に有名になりました。
レッジョ・エミリアの教育は、子どもたちが複数の表現方法を用いて自分の興味を探求することをサポートすることで、探求型の学習に重点を置いています。子どもたちは、試行錯誤しながら探求を広げ、クリティカルシンキングのスキルを身につけることができる、自主的な遊びの機会を提供されます。さらに、教師は、子どもたちが日常生活とさまざまな文化的背景を結びつけることができるような経験を意図的に作り、子どもたちの学習戦略を導きます。
レッジョ・エミリアの教室では、生徒の意見を重視するだけでなく、すべての関係者に教育プロセスにおける発言権を与えるというコミュニティへの参加意識も重視しています。教室の環境はきめ細かに設計されており、生徒が適切なときにグループ活動から離れ、適切なときに参加できるような柔軟性を持っている。教師は、カリキュラムの計画や日々の活動計画を立てる際に、生徒の個々の学習ニーズを考慮するとともに、クラス全体にとって何が有益であるかを考えています。
さらに、レッジョ・エミリア・アプローチでは、一方的な講義ではなく、表現的な対話による有意義な相互作用が起こり、生徒と教師の強い関係を築くことに努めている。教師、管理者、保護者、仲間を含む教室環境のすべてのメンバーは、1つのユニットとして協力的に働くと同時に、個々の学習のニーズや興味に関する互いの視点を尊重する必要があります。
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レッジョ・エミリア教育とモンテッソーリ教育の違いって?
モンテッソーリ教育は、20世紀初頭にマリア・モンテッソーリ博士によって開発され、「子どもはもともと好奇心が強く、自ら学ぶことができる」という原則に基づいています。モンテッソーリ教育では、子どもの自主性や自発性を重視するとともに、観察者・指導者としての教師の役割も重要視しています。モンテッソーリの教室は一般的に、生徒が自分のペースで探求し学習できるよう、自己修正可能な教材一式で構成されています。
一方、レッジョ・エミリア教育は、第二次世界大戦後、イタリアの都市レッジョ・エミリアの教育者グループによって開発されたものです。このアプローチでは、学習プロセスにおけるコミュニティと社会的相互作用の重要性が強調されています。レッジョ・エミリアの学校では、生徒が協力して興味のあるテーマを探求する、共同プロジェクトがよく行われます。このアプローチにおける教師の役割は、ファシリテーターおよび共同学習者として、学習プロセスを通じて生徒を導き、質問し、つながりを作るように促すことです。
まとめると、モンテッソーリ教育とレッジョ・エミリア教育は、子ども中心の学習や探求と発見の重要性などの共通点がある一方で、その教育方法や哲学に明確な違いがあります。モンテッソーリは個人の自発的な学習を重視し、レッジョ・エミリアは協調的で社会的な学習を重視するという点です。
いかがでしたでしょうか。
モンテッソーリ幼児教室や幼稚園は増えてきましたが、レッジョ・エミリア・アプローチの方針を持っている園や教室は日本ではまだまだ少ないですよね。
個人的にはこれからレッジョ・エミリア・アプローチももっと注目されていくと思います・・!
次回はレッジョ・エミリア・アプローチのカリキュラムについてまとめていこうと思っています♪