Contents
著者
認知学者の苫米地英人先生の本です。
本の内容
貧乏だとみっともない、という洗脳を私たちはされているということ、自分の好きな仕事をすること(その過程で一時的に給料が下がったとしても)が金持ち脳になる近道だということを丁寧に教えてくれている本です。確かに、貧乏だとみっともないということは刷り込まれてきたような気がしますし、そのために今の給料がそこそこいい仕事が手放せず好きなことで一日を満たすことができない現状があったので、好きな事を仕事にしていくための心のあり方を学び勇気をもらいました。
なぜ私たちは貧乏が怖いのか?
「貧乏だと餓死するぞ、みっともないぞ」という恐怖を私たちは刷り込まれている。そのため、金持ちでなければいけない、金持ちになりたいという経済優先の論理を成り立たせてしまったのです。この「経済洗脳」は一見、私たちの幸福のためのように見えるが本当は違います。それは「国家財政」のためだからです。それは国家財源のためであり、突き詰めれば、 公務員に生産性がない からという意味合いがあります。会社でたとえると、公務員は中間管理職である。みずから生産しているわけではない。そこで、民間人が働いて納めた税収で、公務員がいい家に住み、海外旅行をし、たっぷりと休暇をとるのである。ここの部分はなかなか声を大にして主張するのは怖いと思うのですが、苫米地先生はしっかり書いてますね。。
趣味を突き詰めることで人の役に立てる?
ココがポイント
人間というのは趣味を突き詰めていると、自分だけのことでは飽き足らず、人間は「人の役に立つこと」がうれしいという気持ちになる。
趣味を徹底的に突き詰めるというのは、生産性を上げていって、自分が間違った道を進まない、正しい「付加価値」をつくること になる。
自分の役に立つ「付加価値」をつくるのに、趣味を徹底的にやることは重要 なこと!(社会の)奴隷から解き放たれるために、役に立たないと思える趣味を突き詰めてみるのもいいと思う。「付加価値」が生まれ、金持ちになれる可能性がある。
エフィカシーって何?
エフィカシーとは、「自己能力に対する自己評価」という意味の言葉エフィカシーを上げるということは、「自分は金を稼げる人間だという自己評価」を上げる こと。
勉強したことや知識、スキルは誰にも奪われない!
「教育は必ずお金になる」。だから、 金持ちになりたかったら、まず教育を受けること 。
金持ち脳の基本は、教育であり教育は財産 である。
仕事から満足が得られないとそのストレス発散のためにお金を使ってしまう
やりたくない仕事をしている人は、仕事の外に満足を求めようとするため、どうしても支出が多くなりがち。金持ち脳になるいちばんの王道は、仕事から満足を得ること、そのためには好きな仕事をすること が重要である。
時間は誰にでも平等なもの。だからこそ大事にしていきたい
個人にとっていちばんの財産とは?それは「人生時間」である。生きている時間を、いかに満ち足りたものにしていくかが重要である。
給料は下がっても構わない?
好きなことを仕事にできるのであれば、給料は下がってもかまわないという覚悟が必要。 職を変えるにあたり、収入の増減は気にしないこと。そうしないと、やりたい仕事を見つける目が曇ってしまう。
どう考えてもやりたい仕事をするのがお得
ハーバード・ビジネススクールとアメリカTPIの共同研究でわかったこと
ココがポイント
やりたいことをやっている人の生産性は、やりたくないことをやっている人の生産性の、じつに数百倍である
天職ってなんだろう?
天職を言い換えると、自分がほかの誰よりも上手に金を使うことができる分野、とも考えられる。 お金は、使い方が上手な人のところに集まってくるので、自分の天職は何だろうかと悩んだときには、人より自分が金を上手に使えるものは何かと考えてみるのが大事。そして、そこに社会的必要性が認められ、マーケットのニーズを見出すことができれば、それがあなたの天職 と言える。
【実践すること】
この本を読んで私が実践すると思ったことを忘れないという意味も含めて記録しておきます。
①好きなことで収益がたてられる方法を継続的に勉強・実践する
②自分の大好きな事が定まったら迷わず飛び込む(今の仕事、場所、国にこだわらない)