本のあらすじ・感想 育児

「勉強ができて人に好かれて心の強い子が育つ」 by世界標準の子育て 著者:船津徹

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著者

著者の船津徹さんは英語力、コミュニケーション力、論理思考力などを伸ばす独自の教育プログラムを考案し、ホノルルにTLC for kidsを設立。2017年までに延べ4000名以上の子どもの教育に携わる。

本の内容

世界中の子育てを体系化したノウハウ本です。子どもをエリートにするための本ではなく、この先環境が目まぐるしく変わっても、子どもたちがたくましく、そして希望を持ちながら自分らしい人生を生きていってもらうために、何をしてあげられるのかという内容を盛り込んだ内容の本になっています。

世界標準の子育ての3つの条件とは?

①自信

子育ての90%は、自信を育てられるかにかかっている

世界標準の子育て=自信育て

自信の源泉は、子供が自分の意志でものごとに取り組んだときに「自分の力でできた!」という成功体験にもとづいて生まれる

→しかし、日本では「他人に迷惑をかけないこと」「集団のルールを守ること」を重んじる日本の子育てでは、子どものやりたいことを自由にやらせるより、行動を制限する場面が多いため、自信が育ちにくいという面がある

②考える力

②考える力

考える力=情報を見極める力、常識を疑う力、未来を予測する力、多面的に考える力、自分の思考を検討する力など

子どもたちは、これまでの常識や価値観の中で生きるのではなく、自分の人生を自分の力で開拓しなければならない

世界の学校教育の主流はソフトスキル(論理思考力、分析力、批判的思考力など明確に数値化できない技術や能力)に移行しつつある

答えのない問題にどう取り組むべきか、考える技術を教えることが学校の役割

③コミュニケーション力

数十年で日本も変わり、多様な生き方を認める社会を実現すべきだという流れが出てきている

多様な文化や考え方が生まれ続ける中では、コミュニケーション力がないと、意思疎通ができない、人間関係を作れないという問題が起こりえる

相手の目を見て話をする、自分の考えを正確に伝えるなどの人付き合いのルールを教え、親がコミュニケーションの手本を示す

海外の子育ての改善点と見習うべき点とは?

世界一教育水準の高い北欧

・母親のストレス軽減のために父親が育休をきっちりとる

・7歳以降は父親が社会との関わり方を教える

褒めて自立を促すアメリカ

・成長や達成を褒めることで子どもの自立を促す(対して日本は指示やルールに従えたことを褒めるケースが多く従順を促してしまうため子供の自信が育ちにくい)

・褒める時は良い部分を具体的に褒めて「強み」を育てる

世界一教育熱心な国韓国

・グローバル化が進むが、勉強一辺倒の教育で挫折者多数

甘やかしとプレッシャーが混在する中国

・甘やかしが自尊心を育て、子どものやる気を引き出している

・一方、早期教育によるプレッシャーは過大でつぶれる子どもも

世界で活躍する理数系人材を排出するインド

・公式の暗記ではなく、思考力を鍛える暗算教育がその要因

アジア諸国の問題点

・アジア諸国の子育てはハードスキル(知識)に偏っている。世界のトレンドは学力+ソフトスキル

日本人の子育て7つの間違いとは?

①「人に迷惑をかけるな」で自尊心の低い子に

・今のままで日本人は十分「人に迷惑をかけない国民」

・親の仕事は子どもの自尊感情を守ること

→大きな挫折を経験したとき、子供の心を支えるのは「あなたが大切な存在である」「あなたには価値がある」という、親からもらってきたメッセージ

②シャイな子、臆病な子に共通する愛情の実感不足

・親は十分だと思っていても、子供には不十分であるケースがほとんど→最も重要なのが「スキンシップ」で肌と肌のふれたちかわ親の愛情を効果的に伝える手段(言葉で伝えるのでは不十分である)

子供が親にまとわりつくのではなく、親が子供にまとわりつくくらいのバランスが、愛情を実感させるにはちょうどいい

③命令・否定言葉を連発しているとキレやすい子になってしまう

・大人でもああしなさい、こうしなさいと上司などから口うるさく言われればフラストレーションが溜まる。子どもも同様であり、ある時に爆発してしまう可能性がある 

④「早くしなさい!」せきたて言葉でプレッシャーに弱い子に

・特に幼い子供は細かい作業が苦手。せきたて言葉は子どもに「失敗体験」をさせてしまい、次はうまくやらなきゃというプレッシャーが、また失敗を引き起こしてしまう。そして何度も失敗を繰り返していると自信を失ってしまう

・焦りの子育ては必ず失敗する。逆に親が寛大な態度でいると、子どもは気楽になりそれまでできなかったことがウソのようにうまくできるようになる。

⑤「兄弟姉妹は平等に」で家庭内の問題が増える

・兄弟姉妹は平等に育てる必要はない。上の子を中心に育ててあげれば良い。上の子は弟や妹ができた途端、受けていた愛情が50%に減ってしまい、不安になるため。

⑥学校任せでは子どもは勉強嫌いになってしまう

・勉強ができる子に共通する資質は、能力ではなく態度

・勉強ができる子とは?

1)あきらめない子

2)自制心がある子

3)人の話を聞ける子

4)柔軟に思考できる子

5)正確さを追求する子

6)チャレンジを恐れない子

学習態度を決定するのは6歳までの習慣づくり

・子どもと密にコミュニケーションをとりながら学習態度を確立させることが重要

例)本を読み聞かせる、時事問題を話し合う、新聞記事を読み合うなど

⑦身内の悪口で友達のできない子に

・身内の悪口を聞いた子どもは人を馬鹿にするようになってしまう

・身内への悪口は世界でほとんど見ることのない日本の悪しき習慣

・必要以上の謙遜は自信喪失の原因に

→親の何気ない一言が子どもの一生のコンプレックスになってしまうこともあるため、特に幼い子どもへの言葉は慎重に選ぶ

・子どもの短所を保護し、長所を発見して、良い言葉、良い暗示をかけると子どもは能力を発揮するように育つ

【年齢別】自信を育てるには?

自信育てのステージ1(0-6歳):「根拠のない自信」を育てる

0-3歳:根拠のない自信は、受け入れることで育つ

・「根拠のない自信」は子ども時代に親から可愛がられ、大切にされ、愛情をたっぷりもらうことでのみ得られる自信である。

・受け入れるといっても、時には叱る、指導する場面も必要になる

・自信をつぶさずにしつけるには、納得できる理由が必要→しつけを伝えるときに大切なのがきちんと言葉を尽くして教えること。一つ一つ説明して、なぜその行動をしなければいけないのかを考えさせることで、子どももだんだんと受け入れ、理解するようになっていく

・反抗の原因は、自立心とお母さんから離れる寂しさの葛藤→反抗期の子どもを突き放してはいけない

考える力のステージ1(0〜6歳):言葉の力を育てる

子供の頭脳は6歳までに90%作られる

・機械音では赤ちゃんの言葉は育たない

子供が言葉を最初に身につけるときには信頼できる相手とのコミュニケーションが必要

何を話しかけたらいいのかわからない場合→いましていることや考えていることを実況中継

◎子供に英語を教える場合の時期と方法

日本国内で育てる場合は、英語を早く覚えさせても日本語がおかしくなることはない

0-6歳位の子供が英語圏で長期間過ごすことで段々日本語がおかしくなりダブルリミテッドという現象が起こる

第二言語に関しては、機械音でも育てることができるため、英語番組の音声や英語絵本などをかけ流しておくとよい

英語をかけ流す時のポイント→BGM程度の小さな音量で、同じ内容を何度もくり返し聞かせる

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