「男性脳と女性脳」という表現をよく見聞きするようになりました。
体に違いがあるように、男性と女性では脳にも違いがあります。
恋愛においても男性と女性はよくぶつかり合うものですが、実はそこには男性脳と女性脳の違いがあるのかもしれません。
論理的か感情的か?
男性脳と女性脳の違いとしてまず挙げられるのが、論理的か感情的かという部分です。
一般的にも男性の脳は論理的で、女性の脳は感情的だと言われています。
例えば、女性が男性に悩みを相談したときに、女性は「大変だね」「頑張ってるね」と共感してもらいたいだけなのに、男性が具体的なアドバイスばかりをしてしまうという話はよくあります。
これがまさに論理的な男性脳と感情的な女性脳を象徴しているエピソードなのです。
論理的な男性脳は悩みを打ち明けられればその悩みを解決するための道筋を考えてしまうのに対して、感情的な女性脳は悩みの解決云々よりも感情的な寄り添い、つまり共感を求めているのです。
このようなところが男性脳と女性脳でちぐはぐになってしまい、お互いに「何で!?」とぶつかり合ってしまうのです。
感情の読み取りができるかできないか
男性脳と女性脳では、感情の読み取りについても違いがあります。
男性脳においては相手の感情が読み取れないわけではないものの読み取るのが下手ですし、積極的に読み取ろうとする姿勢はあまり見られません。
一方で、女性脳は相手の感情を読み取るのがとても上手です。
先では女性脳は感情的であるという話をしましたが、自分自身が感情的である分、相手の感情にも敏感に反応するのです。
男性脳と女性脳では、感情を読み取る能力において何十倍という差があるとも言われています。
男性が「女性が突然怒り出した」と言う場合には、たいてい男性が女性の感情を読み取れていないのです。
女性は女性で感情のサインを出しているのにそれを読み取ることができない男性に対して、余計に腹が立ってしまうのです。
男性は感情を読み取るのが下手だと最初からわかっていると、そう腹を立てずに済みます。
コミュニケーションに対する考え方の違い
男性脳と女性脳では、コミュニケーションに対する考え方も異なります。
男性脳は用事があってコミュニケーションを取るのに対して、女性脳では親密さを高めるためにコミュニケーションを取ります。
そのため、男性脳からすると女性脳のコミュニケーションというのは意味のないもの、無駄なものに見えるのです。
男性が必要なときにしか連絡をくれない、女性の雑談に付き合ってくれないというのは、男性脳によるところが大きいのです。
女性は親密さを高めるためにコミュニケーションを取っているので、仮に同じ話題の繰り返しであってもコミュニケーションを取ることが大切だと考える傾向にあります。
ホルモンによる影響
男性脳と女性脳の違いを語る上で無視できないのがホルモンによる影響です。
男性と女性であれば、確実に女性のほうがホルモンの影響を受けます。
というのも、女性には生理があるからです。
毎月のようにホルモンバランスが大きく変化していきますし、女性はホルモンによって体調から気分まで大きく左右されることになります。
実際に生理前になると自分でも信じられないくらいに凶暴化してしまうという方もいるかと思います。
男性がホルモンによる影響をまったく受けないとは言えないのですが、女性が受ける影響と比べると本当に微々たるものです。
男性でも女性脳、女性でも男性脳はあり得る
ここまで男性脳と女性脳の違いについてお話してきましたが、男性だから男性脳、女性だから女性脳というわけではありません。
もちろん、男性で男性脳、女性で女性脳という方が多いものの、男性でも女性脳であったり女性でも男性脳であったりすることもあります。
この点もきちんと理解しておきましょう。
その人の性別というよりは、脳がどちらのタイプなのかを見極めたほうが付き合いやすくなります。
男性脳と女性脳では、本当にさまざまなところで違いが出てきます。
その違いによって男女のすれ違いといったものが起こってしまうこともありますので、最初から男性脳と女性脳では違いがあるということを理解した上で相手と付き合っていきましょう。
そうすることで恋愛や結婚だけではなく、人間関係全般が円満になっていくはずです。