教育界では「STEAM教育」(もしくはSTEM教育)という言葉が流行していますよね。我が家の娘たちを入れる予定のインターナショナル幼稚園でも、2年ほど前からSTEAM教育の授業を取り入れ始めているとのこと。
幼稚園でも取り入れるくらい今STEAM教育は注目されているんだなと驚きました。
でも、幼稚園や保育園ではまだまだ取り入れているところは少ないため、お子さんにSTEAM教育を受ける機会を与えてあげたいのにできない!とお悩みではないですか?
そこで今回の記事では、STEAM教育が注目されている背景と、お子さんが通っている保育園・幼稚園や小学校でSTEAM教育が活発でなくても、自宅で米国発のSTEAM教育が受けられる【Groovy Lab in a Box】という教材についてもご紹介します!
そもそもSTEAM教育とは?STEM教育との違いは?
STEAM教育とは?
STEAMは、科学、技術、工学、芸術、数学の頭文字をとったものです。科学や技術のカリキュラムを芸術や人文科学と統合することの重要性を強調し、学生に総合的な教育を提供する、より広がりのある学習環境を生み出し、子どもが今後のIT社会の中で競争力のある人材に育つための教育方針といえるでしょう。STEAMは、STEM教育の長所を生かしつつ、子どもがクリティカル・シンキングや問題解決能力を養う創造的な活動に従事できるようにすることを目的としています。クリティカルシンキングのスキルを重視しながら、創造性、探究心、実験を奨励することで、STEAMは、21世紀の経済において成功するキャリアに向けて、今日の子どもがよりよく準備できるよう期待されています。
米国で重要視されているSTEAM教育
2009年、オバマ政権は、STEAM科目で優秀な成績を修めるよう、生徒の意欲を高める「Educate to Innovate」キャンペーンを発表しました。このキャンペーンは、これらの科目を教育するスキルを持つ教師の数が不十分であるという問題にも対処するものです。日本でもSTEAM人材の不足は問題視されていると思いますが、米国でも不足しているのですね。(米国教育省は現在、STEAMに重点を置いた研究プログラム、STEAM補助金選定プログラム、STEAM教育を支援する一般プログラムなど、STEMベースのプログラムを数多く提供しています。2020年、米国教育省は1億4100万ドルの新規助成金と4億3700万ドルの既存STEAMプロジェクト継続のための助成金を授与しています。)
STEAM教育は、変化する世界のニーズに対応するために非常に重要です。iD Techの記事によると、米国では何百万ものSTEAMの仕事が埋まっていないため、このスキルギャップを埋める取り組みが非常に重要です。米国労働統計局の報告書によると、2020年から2030年にかけて、STEAM関連職種の成長率が10.5%であるのに対し、非STEAM関連職種の成長率は7.5%であると予測されているそうです。2020年の賃金中央値も、STEAM系職業(89,780ドル)が非STEAM系職業(40,020ドル)に比べ高いとのことです。
STEAM職業レポートによると、2014年から2024年の間に、STEAM関連職種の雇用は12.5%増加すると予測されています。STEAM関連職種の増加予測に伴い、これらの分野への学生を奨励するSTEAM教育への取り組みも同様に増加する必要があり、そうでなければスキルギャップは拡大し続けることになります。
STEAM関連の職種は、必ずしも高等教育や大学の学位が必要なわけではありません。スキルギャップウェブサイトのBurning Glass Technologiesによると、STEAMのエントリーレベルの仕事で学士号以上を必要とするのは、半数以下です。しかし、4年制の学位は給与面で非常に有利です。学士号が必要なエントリーレベルのSTEAM職の平均初任給は、STEAM以外の分野の職より26%高いことが報告されています。非STEAM分野の学士号取得者向けの求人広告1件に対して、STEAM分野の学士号取得者向けのエントリーレベルの求人広告は2.5件だったとのことです。
日本のSTEAM教育の課題
日本国内では、文部科学省におけるプログラミング教育必修化が行われていたり、総務省や経済産業省とともにICT環境の整備などを進めているものの、諸外国に比べて遅れている事実は否定できません。
学校ICTインフラが貧弱であること、教員の育成が早急に必要であることなどが主な課題になっています。
自宅で取り組めるSTEAM教材【Groovy Lab in a Box】
STEAM教育の実施にはまだまだ課題がある現状ですが、日本で学ぶ子どもたちに米国発のSTEAM教育を受けさせて上げることができるサービスがあります!【Groovy Lab in a Box】というサービスです。
【Groovy Lab in a Box】とは?
STEAM教育最先端の米国で大人気のGroovy Lab in a Boxは、 科学者と同じメソッドを疑似体験しながら 科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、 数学(Mathematics) を楽しく学ぶ学習キットです。
科学者であり教育者であるジェン・パック博士によって開発され、エジソン賞など、数々の賞を受賞しています。問題を研究し、解決法を想像し、試作して改善するというエンジニアリング・デザイン・プロセスを活用することで、子どものアイディアや想像力、探究心がどこまでも広がっていく教材として、高く評価されています。
STEAM教材は毎月届き、自宅にいながら、本格的な実験が手軽に体験できます。
どんなコースがある?月額の支払いはどれくらい?
Groovyには4~7歳対象のジュニアステミスト(Junior STEMist)コースと8~12歳対象のステミスト(STEMist)があります。どちらも月額は3,980円です♪
お安くはないですが、いつでも解約可能というのが始めやすいポイントです。お子さんが気に入るかわからなくても1ヶ月だけ試しに注文してみる、ということもできます(^^)
ココがポイント
月々3,980円(税込)で始められていつでも解約可能
動画ではマイク博士(この下の写真の人です笑)が実験などの解説してくれて、動画は日本語と英語の2カ国語で視聴できます。ネイティブの英語を聞きながら、 グローバルな世界に触れられます。
ココがポイント
子どもの英語の勉強になる!
教材のセット内容も充実していて、色々届きます。
【セット内容】
- STEAM実験ツール
- マイク博士のSTEAMレッスン(動画)
- 実験ノート
- 会員限定 科学情報サイト「Beyond」
Groovyの製品ページで詳細を確認できます🎶
また、経済産業省が全国の学校などと進めている、時代の変化に合わせた新しい学び方を実証する「未来の教室」で、小学生向けサイエンス教材(STEAM模擬体験)として「Groovy」が紹介されています。
ココがポイント
米国本土でも人気があり、小学校などで利用できる教材として経産省にも推奨されている
まだまだ少ないSTEAM教材
今回子どものためにSTEAM教材を色々探してみたのですが、日本で家庭学習において利用できるSTEAM教材はまだまた少ないと思いました。
そういう意味でも教育改革が進んでいるアメリカの教材を日本で学べるというサービスを発見できたことはよかったです。「幼児教育の経済学」を著したジェームズ・ヘックマン博士も述べていたようにこれからの時代は問題解決能力や集中力、想像力、やり抜く力(GRIT)などの非認知能力が重要な時代になってくるかと思います。(非認知能力が高い人は収入や持ち家率が高く、経済的にも成功していることが実証されているとのこと)
私達親世代が受けてきた覚えること中心の学習から思考する学習へ、子どもたちがスムーズに移行できるよう、今後ますます非認知能力を高められるリソース(教材やワークショップなどでも)が増えていくといいなと思います。
今回ご紹介したGroovy Lab in a Boxがお子さんの創造性を豊かにする一助となれば幸いです。
記事を読んでいただきありがとうございました♪